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  • 2024.11.24

不動産用語辞書 【上がり框】

「上がり框」とは、主に段差のある玄関の上がり口などで多く見られる、高いほうの床に設けられる横木のことである。かつては民家の土間と座敷の間などに見られ、靴を着脱するときの腰掛け代わりに使われていた。バリアフリーの考えから段差の度合いは以前に比べ小さくなっており、同居している高齢者のために腰掛け用のベンチや折り畳みイスが設置されているケースも増えている。「上がり框」は、玄関を入ってすぐ目につくところに取り付けられ、かつ人の出入りが頻繁で摩耗が激しいことから、ヒノキ、ケヤキなど、堅くて木目の美しい木材が使われることが多い。ハイグレードマンションでは大理石や御影石などを用いているケースも少なくない。

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